遺言について

気持ちのこもった遺言書

遺言書に大事なものは何だとお考えでしょうか。おそらくそれは気持ちです。

遺言書を作成する目的は、財産を誰にいくら残すのか、どのように配分するのかを伝えるためです。そして法律
によって、書かれた内容のうち法的に拘束力がある事項については定められています。

ですから、例えば「○○はこの預金のうち、〇〇〇〇万円を家の購入資金にあてるように」などと遺産の使いみ
ちを書いたとしても「使いみち」という事項については法的拘束力がありませんので、守る必要がないというこ
とになります。

しかし、被相続人(死亡した人)が、法律で定められた事項以外の記述、例えば、なぜこのような遺産分割をさ
せようと思ったのかがわかるだけで、残された相続人の気持ちの持ちようも大きく変わるように思われます。

幸い、遺言書には被相続人の気持ちを書くことができます。「付言事項」と言われる部分です。

「私は、できる限り皆に平等に相続させようという気持ちで遺産分割の配分を〇〇のようにした。」とか「私が
亡くなった後も、皆助け合ってなかよく協力して欲しい。」とか。

たったこれだけの言葉でも、あるのとないのとでは、影響は計り知れないでしょう。特に残された相続人の仲が
よければよいほど、親の気持ちも理解できれば、多少不平等な相続でもトラブルは少なくなるでしょう。

ぜひ、遺言書には気持ちをこめましょう。

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